警察が来ました
自転車のタイヤを切り裂かれていたのは、どうやら娘だけではなかったようで。同じマンション内の複数の人から通報があったそうで、大家さんと一緒に警察が被害者の聞き取りをしているようです。
怪しい人物を見なかったか?心当たりはないか?簡単な質問はされていましたが、まさかなんの証拠もないのに、主人やむつみのことを言うわけにもいきませんから、特に心当たりはないという返答に止まりました。
これから防犯カメラの映像を見て犯人を特定するのでしょうけれど、娘のお婿さん曰くこういったケースではなかなか犯人を特定するのは難しいそうです。
カメラに映っていた怪しい行動をする人物の映像を、被害者の皆さんが直接見ることが出来れば、ひょっとしたら有力な手がかりにつながる証言が出るかも知れませんが、恐らく映像を私たちが見ることは出来ません。
被害届を出すことはできても、事件が解決に結びつかなければ、泣き寝入りをするしかないのですね。
自転車は毎日使うものですし、今日パンクを修理してくると言っていました。
娘のマンション周辺では、以前にも動物の虐待が問題になったり、登下校中の子供に声をかける人がいたりと、たまに物騒な出来事があるようで・・・今回もそういった関連?なのかも知れませんし・・・真相は解決してみるまでわかりません
複数の方の自転車が被害にあっているということは、私が疑っていた人たちの犯行である可能性は少し低くなったのかな?とも思えます。
あんなに強い娘ですが、娘も今戦っていることがあります。必死に戦って克服しようとしているものがあります。出来ればその間だけでも手の届く距離で見守ってあげたいと思う親心が私にもあるのです。
こんなに頼りない親ですが、子供のこととなれば強くもなれます。父親があんな無責任な男なので、私くらいはしっかりしないと。
あともう少しだけ、もう少し時間があれば私は心置きなくこの地から離れられます。
なんの痕跡も残さずに、絶対に追われないくらい遠くへ行けます。
海外へ行くのは現実的に難しいけれど、本当はそのくらい遠くへ、可能な限りあの人たちとの距離を取りたいというのが本音です。ちょっとやそっとの距離では、あらゆる手段を使って追いかけて来そうな恐怖はあります。
陰湿で私を虐めることだけに生き甲斐を感じているような人たちのすることは、時に私の想像の範疇を超えてきます。
なので、あの人たちの考えてきそうな手段は全て先回りして考えた上で、完璧に逃げる必要があるのです。
弁護士さんにお知恵を借りて、子供達にも協力してもらって、ここで応援してくださる皆様の勇気を糧に新しい生活への船出を試みます。
もうすぐそこまでその瞬間が近づいています。
ここまできて後にはひけませんし、主人たちに捕まるわけにもいきません。地獄から這い出してきた私は、彼らが思っている以上に実は諦めが悪く、しぶといのです。
当初はもっとすんなり、あっけなく連れ戻せると思っていたでしょうけれど、思いの外長引いてしまっている事に相当苛ついているはずです。このまま私はあの人たちの前から消えます。