君は警官としても父親としても失格だよ
主人は娘夫婦が長期にわたって私の事を黙って匿っていたこと、いくら家族が探していても知らん顔していた事について、やはり相当腹を立てているようで、お婿さんの話を聞いたあとに、今までの話はまるで聞いていなかったかのように、自分の言いたい事でまくしたてたのです。
君のしたことは義理とはいえ父親の私のことを馬鹿にしている
警官としてその判断はいかがなものか
子供の目の前で身内に後ろめたいことをしていて父親として恥ずかしくないのか
君の今回の行いを上の人間に報告することだって簡単なんだから
・・・このような内容を次々言われたようで、お婿さんもすべてを真に受けているわけではないにしろ、長時間あんな人に説教じみたことを言われて相当疲弊した様子でした。
父親失格?今まで親らしい事を子供達に一切してこなかった人が言う言葉ではありませんよね。正直、あんな人に人をお説教する資格なんてありません。
お婿さんは、それでも冷静に、今後こちら側の家族に気概を加えるようなこと、そのつもりがないと言いながらも連絡なしに接近することは二度とやめてくださいと、何か言いたい事があるのなら弁護士を通してくださいと念を押してくれたそうです。
身内とは言え、警察官を目の前にすれば少しはたじろぐかと思ったのですが・・・そんな感覚すら麻痺してしまっているのかも知れませんね。
義理の父はこの前の入院以降、急激に足腰が弱ってしまったようで、今は家にいても大人しくしているみたいです。これは単なる予想ですが、急に動けなくなった事で痴呆の症状が出てきて、それを理由に義理の母が介護を娘夫婦や息子夫婦に押し付けてくるなんてこと・・・考えすぎでしょうか。
本来であれば当然主人やむつみが介護をするか、施設に入れるかするのでしょうけれど、あの人たちが大人しく人の介護をする光景がどうしても想像できません。
それ以上話を続けていても埒が明かないと思ったお婿さんが家を出ようとした時に、ちょうど家に入ってきたのは息子だったようです。
しかも、驚く事に息子は孫を連れて2人で入ってきたそうで、私はお嫁さんとまだ同居もしていないと把握していましたし、まだもうしばらくは別居したまま過ごすとつい先日聞いていたのでそのつもりでいたのですが・・・どういう事なのか、その話を聞いていて混乱してしまいました。
この時、まさかもう主人と息子夫婦の同居はスタートしている?そんな嫌な予感が頭をよぎりました・・・