姑に塩コショウを1本まるまる頭からかけられた事を思い出していました。私が20年以上もの間、本当に許せないのが
色々と考え事をしていたら、いつの間にか時間が経っていました。まだあの家に住んでいる頃、台所は私の1番好きな場所でした。子供の頃から母の料理の手伝いをしていたので、料理はずっと好きで、台所に立つことも私の趣味のようなものでした。
それでも以前このブログにも書いたように、一時的に主人や義理の母から受けたストレスによって料理が嫌いになり、宝物だった調理器具を見るのも嫌になった時期もありましたが・・・
今この狭いアパートの台所には、1つの鍋と簡単な包丁とまな板。塩胡椒とお醤油などほんの少しの調味料しかありません。大半の調理器具はあの家においてきてしまいましたし、母との思い出のつまったフライパンや鍋も全て失いました。未練がないと言えば嘘になりますが、今思い出しても良いことはありませんから、もう後ろは振り返らないようにします。
今は間に合わせのものしかありませんが、新しい生活を始めてから、また一から揃えれば良いとは思っています。少しづつコツコツと。
台所においてある塩コショウを見ていたら、昔の事を思い出してしまいました。
定期的に我が家の庭で開催されていたバーベキュー。支度と片付けは私の役割で、楽しい思い出が無いので私はあのイベントが正直あまり好きではありませんでした。
肉が少ないと文句を言われ、次回は肉を多く用意しておくとエビや貝がないと文句を言われ、野菜が多いとこんなものは虫の餌だと叱られ・・・当たり前ですが私が食べる分の食べ物などほとんど残してはもらえません。
燃えかすのような肉と野菜を食べて片付けをするのが私のバーベキューの思い出です。
ある時、むつみや義理の母が鶏肉にお野菜やお米を詰めて焼いたローストチキンが食べたいと言っていたので、事前に作っておいたことがありました。
作り始めると私も楽しくなり、色々とこだわって美味しく仕上げたつもりだったのですが・・・まずは一口食べた主人が「味がない」と言い出し、続いてむつみも「美味しくない」と。取り分けてから各自味の調整ができるようにと、少し薄味にして3種類ほど別にソースを作っていました。しかしバーベキューを始める前にお酒を飲んでほろ酔いだった彼らはそんな説明には聞く耳を持たず。雑に取り分けて食べて、まずいと言ってあとは手をつけず・・・
義理の母はその様子を見て、自分が食べたいと言い出したにもかかわらず、一口も手をつけずに私に下げるように命じました。あとで私が食べるからいい、小分けにして冷凍しておけばいいと思って、お皿を下げようとすると、後ろから大きな入れ物に入った塩コショウをまるまる1本突然ザーッと頭からかけられました。
思い切り吸い込んでしまったのと、目にも大量に入ったので思わず咽せ返り、目は痛くて開かなくなり、手に持っていたローストチキンのお皿も地面に落としてしまいました。
聞こえるのは義理の母の、まずい料理を出すやつは料理を作る資格がないという声と、むつみの笑い声だけでした・・・
庭の水道で顔と目を洗ってもしばらく目はほとんど開かず涙が流れ、鼻も喉もいたくて席とくしゃみが止まりませんでした・・・ローストチキンはその間にゴミ箱の中に全て捨てられ、汚れた庭は次の日に私が泣きながら片付けることになりました。
私が長い間、本当に許せないのは、主人をはじめあの家族たちが食べ物を粗末にすること。私が嫌いでも、私の料理に文句をつけるのもかまいませんけれど、感情にまかせてすぐに捨てたり、地面にこぼしたり、とにかく食べ物に感謝をしないのです。
いただきます、ごちそうさまでした、その言葉すら言わない、言えないような人たちです・・・それが私はどうしても許せませんでした。
ダメですね、考え事をしていると、すぐにどうでもいいような、そして暗く辛い過去のことばかり思い出してしまいます。将来の明るいことを考えていれば良いものを・・・本当に私は不器用な女です。
でもこうして、過去の暗い出来事でも、今まで誰にも話せなかったことをここで吐き出せると気持ちがすっと軽くなるのを感じます。思い出したときに、吐き出してしまえば少しは楽になれるのだと分かりました。
皆様のおかげです、本当に毎日ありがとうございます。文字で表現することができない程に感謝しております。
息子からは未だに折り返しの連絡がありませんが、明日にでも一度電話で話してみます。コメントでもいただきましたが、明日不動産屋さんへ行って引っ越し先の情報を調べてもらおうとしていましたけれど・・・やはり直接引っ越し先の土地の不動産屋さんに話を伺うのが良いのでしょうか。
そうなると、かなり遠いのでまとまった時間を作らなければいけなくなりますね。軽率な行動はせずにもう一度遠くへ引っ越す際の行動についてインターネットでも調べながら考えてみようと思います。ありがとうございました。
少し寒気を感じるので、少し熱めのお風呂に入って温まってきます。