今すぐ消えてしまいたい

主人の親族にいびられ続けて精神的に限界です

私の亡き両親は喧嘩をしているところを見たことがないほど仲の良い夫婦でした

父は温厚で気さくな人で仕事が大好き。それ以上に家族のことが大好きな人でした。家族と過ごす時間を1番に優先していて、どんなに忙しくてもたまに取れる休みの日には1日中、母と私を笑顔にさせることだけに専念してくれるような人。

母は優しい中に強さがあり、筋の通っていないことは大嫌いな人でした。時に優しく、時に厳しく。周囲の人に慕われる、輪の中で中心になるような人です。父のこと、そして私のことを心のそこから愛して大切にしてくれました。

 

そんな両親は本当に私の記憶している限り、一切喧嘩をしませんでした。いつでも仲良くお互いに笑顔で支えあっている夫婦で、私も将来結婚をしたら旦那さんのことを支えて、一緒に歩み一緒に幸せを築いていけるような妻になりたいとずっと考えていました。いつしか自分の両親の姿が理想の夫婦像になっていたのですね。

しかし、現実の結婚生活はそんな理想とはかけ離れている・・・真逆と言ってもいいくらいに別の世界でした。子供達の誕生や成長の過程をのぞいては、私はあの結婚生活の中で幸せを感じたことはほぼありません。

 

 

 

たくさんの苦労や苦痛を感じて、精神をすり減らし、肉体的な障害が出るほどの過度なストレスを感じ、私は結婚とは「こういうものなのだと」いつの間にか自己完結して勘違いするようになっていました。結婚生活は我慢だなんて言うけれど、まさにその通りだ、自分が思い描いていた理想の結婚生活なんてこの世にはありえない、主人も世間体のためだけに私と一緒にいるのだから、同じように幸せを感じていない、お互い様だなどと・・・結婚生活が10年を過ぎた頃には諦めにも似た感情が芽生えていました。

 

 

どうにかあの悪魔の巣窟から持ち出すことができた、両親の写真を見ていました。私がもし、当時両親が離婚をすると突然言いだしたとしたら、泣いて反対したと思います。親の事情も考えずに、家族がバラバラになるのなんておかしい!好きだから結婚したんでしょ!と子供ながらに大人に抗議をしたことでしょう。

きっと先日までの息子はそういった感情に動かされ、自分を信じて自分の思うように動いていたのでしょう。それを想像すると、辛い思いをさせてしまったなと申し訳ない気持ちになります。

 

私は理想の夫婦にはなれませんでした。子供達に「両親の離婚」という辛い経験をさせてしまう形になってしまいました。親として申し訳ない気持ちです・・・

しかし、幸いにもその離婚を子供達が認めてくれた、許してくれたことが唯一の救いです。子を持ちながら離婚をするというのは辛いものですね。あんなに憎くて愛情のかけらも残っていない人と別れるだけなのに、離婚という2文字は重くのしかかってきています。