今すぐ消えてしまいたい

主人の親族にいびられ続けて精神的に限界です

けたたましいサイレンを鳴らしながら到着したパトカーを見てモンスターのとった行動は・・・

お婿さんが手配してくれたパトカーが到着したことで、その場にいる警察官は4人になりました。私は震えながら腰が抜けてしまったようにへたり込んでしまい、ただただその場の状況を見守ることしか出来ませんでした。その時にはマンションの住人や近所の人など、結構な数の野次馬が集まってきていて・・・この家に住んでいる娘にとっては、嫌な思いをさせてしまいました。申し訳ないです。私の情けない姿も大勢の人に見られてしまい、お恥ずかしい限りです。

 

最初にいたお巡りさんが状況の説明をしてくれている間、むつみと大男は不機嫌そうにたばこを吸っていました。今置かれている状況がわかっているのかいないのか。自分たちはあくまで身内に会いにきただけで、悪いことをしている認識はまったくないという事なのでしょうね。パトカーまで呼んでバカなんじゃないの?このことは覚えておきなさいよ?という心情だったのではないでしょうか。信じられない神経の図太さです。

 

しかし、警察官は簡単に彼らの事を返すような事はしませんでした。

お婿さんから今の状況について話が通っていることや、以前相談にいった履歴もおそらく見てくれていたのでしょう、それから娘の提出した録音音声でと弁護士先生を通じて法的な手続きもされているという事実を聞かされたことで「むつみたちの危険性」について理解してもらえたのだと思います。

 

警察署でもう少し詳しく話を聞かせてもらいます。

 

 

 

警察官からむつみに対して、そう言ってもらえたことで、心底ホッとしました。さすがに今回のことで逮捕にはならなかったとしても、ここまでの大事になればむつみや主人、義理の母も今後こうした大それた行動を取らなくなると思ったので。娘の機転とお婿さんの手配に心から感謝しています。

 

4人の警察官に囲まれたむつみと大男は、素直に応じて警察署に連行される・・・そう思っていたのですが、彼女は予想外のことを言い始めたのです。

 

「私の母親は警察OBと知り合いだし権力のある人とも繋がってる。私たちを警察署に連れて行きたいのなら、まず母と弁護士に話をさせて」

 

ふてぶてしい態度でそう言うと、義理の母に電話をかけはじめました。大男の方も面倒臭そうにたばこを吸いながらスマホの画面をながめながら、何も気にとめていない様子・・・本当にむつみの恋人なのかはわかりませんけれど、類は友を呼ぶということなのかもしれません。

 

 

むつみもさすがにこの展開は予想していなかったのでしょうけれど、それでも冷静・・・と言うか、全く気にせず悪びれた様子もなくただただ淡々と対応をしている姿を見て、警察官を前にこんな態度をとれる人を私なんかがどうこうできるはずがないと改めて痛感しました。

こんな騒ぎをおこしてしまって、私もこれ以上は娘のところに居候させてもらうわけにはいかないと考え始めていました。

 

それから何より、今日の集まりに息子のお嫁さんも来ると言っていたあの言葉・・・このとき、その発言の意味が気になって仕方ありませんでした。もしそれが事実なのであれば、絶対に救わないといけないと。しかし身内の集まりにさすがに警察に行ってもらうわけにもいきませんし・・・絶望的な状況なのに何もできない無力な自分が嫌になりました。