今すぐ消えてしまいたい

主人の親族にいびられ続けて精神的に限界です

泣いて震えている私の腕をつかんだ義姉は決してその手を離そうとはしませんでした。睨みつけるその顔には

逃げ回り、連絡を無視して、一切言うことを聞かなかった私に対しての怒りと憎悪が、むつみの顔には滲み出しているように感じました。私は恐怖のあまり、弱々しくあの人に引っ張られることしかできず。涙と震えが止まらなくなってしまいました。

無理矢理会いにくる可能性はあったとしても、私のことを直接どこかへ連れていこうとするほどの、そこまでの強引な行動をとるとは思ってはいませんでしたから・・・マンションの駐車場でタイミングを見計らったかのように私と娘のことを車に乗せようとするむつみの行動にショックを受けすぎて、私はもう声すら出ない状態になっていました。

 

表面上は何か揉め事が起きているとはおもわれないほど静かに、穏やかにしようとしていました。周囲の人目も気になるからでしょうけれど、私の手をひくむつみの姿を隠すようにして、あの大男が立っていました。

このままでは本当に車に乗せられてどこかへ・・・おそらくは義理の母がいる場所へ連れて行かれてしまうと思いました。そこには主人もいて、息子もいて、別居を決行して引っ越したはずのお嫁さんがいて?どんな状況かはわかりませんけれど、私に離婚を諦めさせるためなのか、お嫁さんの別居を中止させるためなのか。あの人たちが企てた計画は知らないうちに少しづつ進められていたのかもしれません。

 

 

 

ほぼ無抵抗の状態で手をひかれてしまう私のことを、娘が引っ張ってくれました。もう片方の手をしっかりと掴んで力強く引っ張ってくれました。

こんな強引なことをして、本当に警察に言うからね?そしたらお父さんもおばさんたちも立場的に今よりもっと不利になるのわからないの?こんなことやめて。

そう強い口調でむつみに言ってくれたのですが、むつみは手を離しませんでした。

 

くればすべてわかるから黙ってついてくればいいのよ

 

目をいっそう吊り上げてそういったむつみの顔は本当に鬼のように恐ろし、私の思考は完全に停止して無気力な状態になってしまいました。早く逃げ出したい、腕を振り払って走りだしたいと、そう思っていたのに体は動きませんでした。全身が震えてしまい、走ることもできなくなっていました・・・

 

このまま私は連れて行かれてしまう?この数ヶ月がすべて無駄になる?離婚も無理矢理中止させられて、あの家に逆戻りさせられ、またあの地獄のような毎日を死ぬまでつづけなければならないのかと。本気でそこまでかんがえてしまいました。

 

そんな絶望の境地で、ほんの一瞬だけむつみが隙を見せました。あの一瞬がなければ、私はいまこうしてブログにすべてを吐き出すことはできていなかったかもしれません。