なかなか寝付く事ができずベランダで夜風に当たっていました。お金がないこと、仕事がないこと
あの家を飛び出した頃は、何もかも同時に考えないといけない気になっていて、焦って新しい家のこと、仕事のこと、これから生きていく為の資金のことなど、いっぺんにどうにかしようとしてかなり追い込まれてしまっていました。
どうしたら良いのかわからず、困り果てている時に、娘が一緒に住もうと提案をしてくれて、私の事を救ってくれたのです。当初は息子にも色々とお世話になりました。私を思って動いてくれていました。だから、今のような結果になってしまったことは本当に心から残念で・・・この先どうなっていくかは想像もつきませんけれど、いつかは目を覚ましてくれる、大切にしなければいけない家族は誰なのか気付いてくれる、そう信じています。
ついさっき娘が起きてきて、少し水分を取り、体を拭いて着替えをしたのですが、日中よりは少しだけ熱が下がって体も楽になってきたと言っていました。それでもまだ顔色は悪く物凄く辛そうなので、この週末はゆっくり休んでもらいます。私が家の中のことはすれば良いのですから。孫と遊べるのはむしろ私にとってご褒美ですから、元気をもらいながら幸せを噛み締めます。
私にはお金がありません。仕事もありません。離婚のことが片付いたら、今度は自分の新しい住まいと仕事を探さなくてはいけません。それもまた苦労するでしょうし、いくつもの困難が待ち受けているかもしれませんけれど、30年ぶりにあの鬼たちから解放されれば、その時にはきっと心持ちもだいぶ違っているのでしょうね。今の時点では想像することすらできない心境。忘れてしまった解放感がそこにはあるのかもしれません。
そろそろ眠らないと、今度は私が体調を崩して娘に迷惑をかけることになってしまいますね。変に頭が冴えてしまってこの時間でも眠気が薄いのですが、布団に入って目を瞑ってみます。
最近悪夢を見ていないのは、私の中でほんの少しづつでも義理の母やむつみに対しての気持ちの変化が出てきているからなのかな?と考えています。あの人たちを完全に克服することは一生無理でしょうけれど、心の奥の方に過去の記憶ごと全部しまって厳重に鍵をかけて二度と出てこれないようにしてしまいたいです。
私の幸せな余生をあの人たちに邪魔されたくはありませんから。