今すぐ消えてしまいたい

主人の親族にいびられ続けて精神的に限界です

主人は会社で自分が後ろ指をさされている事に気付いているようでした。愛妻家の印象は崩壊し

少し外の空気を吸ってきたら、幾分気持ちが落ち着きました。娘は嫌なことがあったときは大好きな音楽を聴きながらドライブをすれば、大抵のことはどうでもよくなるよ、と明るい笑顔でそう言っていました。私に似ず強い子ですね。

 

おかげさまで私も少し落ち着いたので、冷静にこれからのことを考えなければいけません。

主人は昨日の話し合いの時に、お弁当を持っていかない事で会社で噂されていると怒っていました。きっと、周囲の人が気付いているのはそれだけではないはずですが。今まで私が管理していた身の回りのことができていなければ、気付きますよね。しわのついたシャツやスーツ、ピカピカに磨かれていない靴、忘れっぽいあの人はきっと色々なものを忘れて出勤しているでしょう。

そのことで、家庭環境が悪化しているという噂が流れていることを想像するのは容易なことです。世間体を気にして生きてきたあの人にとっては辛いのでしょうけれど、私からすればいい気味ですよ。ささやかで小さな抵抗にしかなりませんが、あの人にとっては大きなストレスを与えているようでした。

 

それによって怒りの感情も増幅して、普段以上に攻撃的な言動がありました。娘のお婿さんに窘められていなければ、あの場で掴みかかってくるほどの雰囲気がありましたから・・・安全な場所にいるのにも関わらず、身の危険を感じるほどでした。

 

 

 

娘にも話しましたが、私が家に残してきた思い出たちは諦めるしかなさそうです。

まだたくさんの写真や、たくさんの手紙、亡き両親との思い出も残されています。なぜ先に取り出さなかったのか?と思われるかもしれませんが、子供や孫との思い出の方を優先した結果残ってしまったのです。

台所の調理器具も大切なものがたくさんありますが、そういった物はむしろ諦めがつくのです。本当は家を飛び出した時点で自分の物など全て諦めてしまわなければいけないのかも知れませんけれど、私にはそれが出来ませんでした。

 

離婚をすると決めたのなら、あそこから消えると決めたのなら、もうきっぱりと諦めて気持ちを切り替えなければいけませんよね。

命の危険を冒してまで取りに帰れば、それこそ今私のことを思って心配してくれている子供たちに迷惑がかかりますから。これまでの自分の行動や判断の遅さを恨むしかありません。

 

当初の予定では、ご近所の方へは最低限の挨拶をしようだとか、お世話になった方への報告はしておこうと考えておりましたが、それも全てやめておこうと思います。

家には私の知り合いの連絡先が残されていますし、調べようと思えばあらゆる方面から私の居場所を見つけてきそうで怖いので・・・主人は面倒なことを嫌いますが、陰湿なむつみであればそれくらいのことをやってきそうな予感はします。

 

今まで20年以上も何の文句も言わずにあの人たちのいいなりになっていた私が、ここにきて何も言うことを聞かなくなった、戻ってこない、連絡もとれないとなれば、義理の母もさぞかし腹を立てていることでしょう。

あの人に対面したら最後、私の人生は終わると思っています。それほどの恐怖の象徴であり、それだけの恐怖を長年私に植え付けてきた張本人です。絶対に会うことはできません。あの人の前では完全に思考が停止してしまいますので・・・

 

 

全ての気持ちの整理が完全にできたといえば嘘になります。

しかしここで立ち止まっていては何も変わらない・・・どころか悪化するので、今日中に新しい生活をする場をどうにか見つけて、娘の家を出て1人で生活をします。一時的な安いホテルでもなんでも。これ以上ここにいて迷惑をかけるわけにはいきません。

 

今日主人は仕事に行っているでしょうし、このまま返事をしなければ夜にまた連絡がくるはずです。

私の荷物はすべて処分すると。そして、それに応答しなければ本当に全て燃やされたり、捨てられたり、あの家の中から消滅させられてしまうでしょう。

 

辛いのですが、もう振り返っていてはいけませんね。前を見ないと。必死に歯をくいしばって前へ進まなければ新しい人生をスタートさせることはできません。

 

これから幸せな思い出をたくさん作って、心を満たしていきます。子供たちや可愛い孫たちがいれば、きっと大丈夫。今までの人生で1番の幸せがこの先に待っているのですから。