帰宅した主人が持っていたのは、あのマッサージの無料チケットでした・・・
最悪です。私の考えが甘かったのかも知れません。
仕事から帰ってきた主人が無造作にテーブルの上に放り投げたのは、あのむつみが私に無理矢理受け取らせようとしたマッサージの無料チケットでした。
驚いて、これどうしたの?と尋ねると、主人はめんどくさそうに会社の傍までむつみが届けたと言いました。私にどうしてもプレゼントしてほしいと。
あれだけ断ったのに、ようやく悪魔退治ができたと思っていたのに・・・私の考えはどうやら甘かったみたいです。
要らないと言ったのに。と主人に言うと、せっかくのねえさんの厚意なんだから行ってこいよ。と返されました。親族にはめっぽう甘いので、そう言われると思いましたけど。
主人を経由して渡せば、こういう展開になることを分かっての行動ですよね。私とあんなに長時間話したあとに、わざわざ主人の会社の近くまで行って仕事が終わるのを待っていたということでしょうか・・・その執念に恐怖を覚えます。
受け取った覚えはありませんが、これで実質私がこのマッサージチケットを受け取ってしまったことになります。
あの人の性格上、私の意思なんて関係なくはるこさんは受け取ったという認識になっていると思います。
どうしよう・・・
真剣に悩んでいるのですが答えが出ません。
今日は体調が悪いから夕飯は1人で召し上がってくださいと、主人の食事の準備だけして部屋に戻ってきてしまいました。
テーブルの上に置かれたこの恐怖のチケット・・・考えれば考えるほど頭が痛いです。