主人と話をしました
帰ってくるなり、物凄い剣幕で私に詰めよってきた主人。
どうして着物ひとつ貸さないんだ
減るものじゃないだろう
たった1回身内が着ることを容認できないほど心が狭いのか
こんな事でおれの手をわずらわせるな
一気にまくしたてられました。
しかし私は、それまでの緊張が嘘のように気持ちが落ち着いていたのです。むしろ、着物を貸す貸さないくらいの問題で、50歳を超えた姉弟がこんなに騒ぐもの?と内心笑えてきてしまって。
このブログで心境を吐露しているおかげで、少し気持ちに余裕が出ているのかも知れません。
いつもなら、物凄い剣幕で詰め寄られれば、すっかり怯えてしまい、主人の言う通りに動いてしまう私ですが・・・今回に関しては落ち着いて自分の意見を言うことができました。
あなたが大切な釣り道具を貸してほしいと言われたら素直に貸せますか?
サイズが明らかに違うものを貸すよりもレンタルで済ませた方が効率がいいと思いませんか?
たった1回と言うかもしれないけど、私にとっては亡き母の大切な思い出です。なにかあったら責任問題になりますし、そんな責任をお姉さんに負わせたくありません。
そうはっきりと伝えました。
主人は釣りが趣味で、自分の釣り竿は息子にすら一切触らせません。他人に貸すなんて論外で、自分以外が触れることに拒否反応を示します。
なのでここぞとばかりに釣り道具の話をしてみました。さすがの主人も少し言い黙るような感じになり、いつものような勢いがありません。そこですかさず、私はこの着物だけは貸すつもりはありませんので、あなたからもお姉さんにお伝えしてください。
そう伝えました。
珍しくそれ以上は言ってこず、最初の勢いと剣幕は嘘のように、ただふてくされた様子ではありますが、みぞれ鍋を食べていました。
そそくさと食事を済ませて、何の感想も言わずにお風呂に入ってしまったあの人をしり目に、鍵をした快適な私の部屋でブログにて報告させていただきました。まだ台所の片付けも済ませていないのに、今までの自分ではありえないくらいの功績をおさめられたので嬉しくなってしまって。
皆様の応援に勇気づけられました。感謝いたします。
もうあの人はお風呂を終えて自室に入ったのでしょうけれど、今日の内にむつみや義理の母に私の意思を伝えてくれるのかしら?
また直接文句を言ってくる可能性もありますけど、少なくとも主人を通して私の意思が伝わることで、今回の決意の強さが伝わると思っているので良かったです。
これでもなお私の着物を狙ってくるようなら・・・もうそれは意地でしかありませんね。そんな人は相手にしません。無視する勇気を身につけます。
あんなに憂鬱でしたが、無事に?乗り越えることができました。今までにない達成感を感じております。私にもこんなことが出来るのだと。
これから食事の後片付けをして、お風呂にゆっくり入って、明日からの仕事に向けての鋭気を養います。またしっかり稼いで節約を頑張らなくちゃ。
むつみに奪われてしまったダウンコートの事が未だにもやもやしますが・・・仕方ないので安物のダウンでも入手しようかと。
あの人、本当になんなんでしょうね。同じ人間として感覚を疑いたくなります。
読みにきてくださる皆様、有難う御座いました。