終電直前までお酒を楽しんだ酔っぱらいの皆さんを車で駅まで送るのは私の役目。姑からの着物の要求
娘にも電話して相談をしてみましたが、お母さんの大事な着物をあのおばさんに貸すのなんて絶対にやめた方がいいと言われました。あとで後悔をしても取り返しのつかないものだから、今回ばっかりは勢いに押し切られないように断った方がいいと。
そうですよね。私も長年大切に扱ってきた母の形見を、あの人に取られるのだけは嫌です。貸して返って来るとも限りませんし、返ってきたとしてもシミがあったり、勝手に大きさを変えられていたり・・・私が想像する以上のことをしてくる人なので、もっと酷い結果が待っているかもしれません。
問題はどう断るかです。私から連絡をすると言ってしまった以上は、このまま無視するわけにもいきません。
昨日我が家で話している内容が耳に入ってきたのですが、どうやらむつみは結婚相談所に登録をしたそうで。そのお見合いパーティーのようなものに出席するために、私の着物を着ていこうとしているのでは?と推測しています。
レンタルをしてくれればサイズもぴったりのものが見つかるでしょうし、汚したとしても追加の料金を支払って自己責任で解決できるから私には何の迷惑もかかりません。
黙ってそうしてくれればいいのに、どうしてわざわざ私の持ち物をあてにするのか・・・これも私に対しての嫌がらせのひとつなのかな。
急に娘に貸すことになったと言うのも不自然ですし、何か言い訳を考えても無理がありそうなので、ここはもう一度素直に「お断り」したいと思います。
大切なものなので今回はお断りさせてください。
シンプルにそれだけ言って、自分の意思表明をします。どうせどんな理由をつけても叱られ、罵られるのはわかっています。ただ怖いのが主人が無理矢理私の部屋から着物を持ち出してしまわないかどうかです。
私がいない間に持っていかれたら最後ですから・・・明日の鍵取り付けも予定通り実施しなければいけなそうです。
たったこれだけのことでも、今までの私にしたら大きな前進です。
要求を断り、部屋には鍵をする。小さな一歩ですが、大きな前進です。あとで何を言われるか、何をされるかはわかりません。しかし今やらなければ何も変わらないのです。
もう少ししたら気持ち良い状態になった皆さんを車で駅まで送ってきます。
主人はその間にお風呂に入って、そそくさと寝ていくんでしょう。駅までは絶対についてきません。
帰宅後に散らかった部屋を片付けて、久しぶりに湯船につかって、今日はできる限り早めに眠りにつきたいです。
心も体も充電切れ。憔悴しきってしまって気を抜くとため息しか出ません。