今すぐ消えてしまいたい

主人の親族にいびられ続けて精神的に限界です

【赤いベルト】・・・気分の悪くなるような話です。嫌な方は読まないでください。

私には見るだけで動悸が激しくなり、冷や汗が出て頭痛を起こすものがいくつかあるのですが、未だにどう頑張っても克服できないもののひとつに赤いベルトがあります。

 

結婚して3年ほど経った頃、今から25年も前の事です。まだ主人の事を信じていましたし、結婚生活を幸せなものにしようと努力していた時期でした。

その頃はまだ狭いアパート暮らしをしておりまして、絵に描いたような貧乏生活。それでも今よりは何倍も心が満たされていたように思いますが・・・

 

ある日のこと、義理の母が家に来るという事を主人から聞き、こんなに汚い部屋に来ていただくのは申し訳ないという気持ちから、部屋の掃除をしていました。

掃除と言っても、普段から自分なりに清潔にはしておりましたので、いらないものを処分して、所謂断捨離をしていたのです。

結婚の時になるべく物を持って来ないよう、それこそダンボール箱に数箱分の荷物しか持って来なかったので、自分のものを処分するにも限界があり、主人のもので何か処分できないものはないか?と主人に尋ねました。

 

その頃の主人は今よりも人間味があり、私にも協力的でしたから、不要なものの選別をしてくれて、洋服だとか、本だとか、使わなくなった小物類を出してくれました。

狭いアパートだと収納も限られますし、すこし物が減っただけでかなりスッキリするものです。

私も1シーズン着なかった洋服をまとめて、何度も読み古した本をいくつか手放すことにしました。

 

本を紐で結び、他のものをゴミ袋に入れると、袋3袋分にもなり、かなりの達成感があったのを覚えています。模様替えと言えば大げさですが、ちょっとした部屋の家具の配置も変えることができて、すこしは広く見えるようになったかな?などと2人で話していた記憶があります。

ゴミはとりあえずベランダに出しておきました。

 

 

そして義理の母が家にきました。

正直な気持ちを言えば、当時から苦手でした。口調は強く、いつも怒っているような人だったので(今の義理の姉とよく似ている)それでも、結婚したてなのでいかに姑に気に入ってもらえるかを考える日々をおくっていたものです。

 

義理の母はお土産にケーキを持ってきてくださって、私がそのケーキをお皿に乗せてお茶をいれているところで、部屋を隅々まで見てまわっていた義理の母がベランダのゴミに気付きました。

 

 

 

あなた、ゴミをすぐに出さずにベランダにためているの?

 

いえ、申し訳ありません。急遽いらないものをまとめていたもので、ゴミの日に間に合わずにベランダに出してあります。次のゴミの日に出しますので。

 

その会話が終わるやいなや、義理の母はゴミ箱の中をチェックしはじめ、1枚のセーターを手に取り大声で怒鳴りました。

 

これは私が息子にプレゼントしたものじゃないの!お前は勝手に亭主のものを処分するのか!

 

ものすごい剣幕でした。私は主人に事情を説明してもらおうと、目線をおくったのですが・・・

 

主人は、いらないものを出せと言われて、そのセーターも着ないなら処分してよと私に言われたと、まさかのありもしない説明をしはじめたのです。

 

それを聞いた義理の母は激怒。

自分のつけていた赤い革のベルトを抜き取ると、それを鞭のようにして私に何度も振りかざしました。

身体中みみずばれと、あざと、内出血。頭には金属の部分があたり流血しました。泣きながら謝る私を何十回もその赤いベルトで叩く義理の母を主人はただ黙って見ているだけ。止めてはくれませんでした。

 

その後義理の母はすぐに帰ることになり、主人がおくっていくことに。ひとり部屋に残された私は恐怖に震え、涙が止まりませんでした。

のちに帰ってきた主人は私に色々といいわけをしていたと思いますが、なにも記憶には残っていません・・・

 

そのときの記憶がまだ強烈に脳裏に残っているので、私は赤いベルトを見ると過呼吸気味になって何も考えられなくなってしまうのです。

 

 

今日も主人御一行は朝からお酒を飲み、部屋を荒らした状態でどこかへ出かけていきました。いいご身分です。

姉のむつみが当たり前のように私のダウンコートを着て出ていった姿を後ろから見ていて、イライラしてしまい、落ち着くために砂糖を多めにいれた紅茶を飲んで休んでいます。はあ、ためいきしか出ませんね。

 

部屋の片付けをして、買い物に出ないといけません。

私のことを召使い以下に考えているあんな人たちのために、せっせと部屋を掃除して食事の準備をする自分が惨めでなりません。